Marlboric
2008-01-11T20:37:07+09:00
ss_mysticism
メンソールライトンボクッス
Excite Blog
わき道に並ぶ家
http://marlboric.exblog.jp/6665609/
2008-01-11T18:43:00+09:00
2008-01-11T19:40:29+09:00
2008-01-11T18:43:41+09:00
ss_mysticism
風前のジャムチ
僕はそこを通らなくても辿り着けた
しかしこの自信がわき道に出逢うから
指図出来ないあの場所を目指していた
僕は坂の上からいつも見下ろしていた
そんな儚い限界を拭い去るのも儚く想え
知らぬ素振りめでたくあの場所を見つめていた
心踊った自分を今でも覚えている
ひとつ確めていない噂が耳に残るから
何度も何度もあの場所を通ってしまう
戸惑いと照れ隠しの狭間にいる
ゆるやかな傾斜に逆らうことなくゆるやかに
緊張したまなこであの場所に転がっている
僕は下り坂を見上げている
不安で振り返るしばらくも短く納まり
下り坂を優しく見上げている
僕はそこを通らなくても辿り着ける
その自信がわき道に差し掛かることなく
心ときめくあの場所を想い出している
]]>
君相変わるとき僕知らず
http://marlboric.exblog.jp/6663178/
2008-01-10T23:22:35+09:00
2008-01-10T23:22:35+09:00
2008-01-10T23:22:35+09:00
ss_mysticism
葛藤のコロニー
君が相変わるとき
泣く声を押し殺し「もしもし」と
他愛ない声で僕に語り掛け
舌を何度か鳴らし移り気にしていたとしても僕知れず
知らず知らず半透明な優しさで僕は相槌を打ち
返事に気持ちをいれず欠伸をなげやる
君が相変わるとき
叫ぶ声を落として「もしもし?」と
嫌気を吐き出したとしても僕知れず
知らず知らずややもすれば敵意を感じ
不誠実に感じた君が爪を何度も鳴らしたとしても
その指先のここち
僕知れず
不合理に感ぜられる
溜息はどんなとき何時にあっても鈍く伝わり
おかげで暗雲を避けるこの温情はいいかげんにカサつき
堪らない何かを知ろうとして最短
鋭い口調で「もしもし?」と
僕は言葉を仕舞い
仕舞えず
思わず
何も言えず
哀しみのあまり
止め処もなく泣きじゃくる君に
相変わった君に
僕の未熟さを知る
とりあえず悩んでないで電話して
「さっそくですが」と打ち明けて くださいよ
それができる間柄なんだから
全部ちゃんと気付いてあげられればいいんだけど
]]>
ぼくだけのライン
http://marlboric.exblog.jp/6443595/
2007-11-14T22:29:54+09:00
2007-11-14T23:16:59+09:00
2007-11-14T22:29:54+09:00
ss_mysticism
慎秘な葛藤
きみのジーパンから
ぼくだけのヒップがくっきりと
通り過ぎるぼく以外の男性の
見放せない目線を誘って
悩ませる
羨ましいだろうけど
彼女はこのとおり
可愛くていやらしいんだ
諦められないだろうけど
彼女は触れ合うのが好きで
ぼくが好きで、ぼくとしか触れたくないって
だからこのヒップにはぼくしか触れられないんだ
ぴったりとはまったぴんくの
裸体リアルなTシャツからくっきり
キャラマッチ甚だしいバストが
通り過ぎるぼく以外の男性の
視線を誘って奪う
悩ましいだろうけど
彼女をいくら思い浮かべても
可愛くていやらしいことはわからないんだ
諦めて他の女性に目をうつしても
彼女の華奢な身体が求めるだろうけど
このバストの柔らかさはぼくしか掴めないんだ
くすぐる香水と温かい吐息が
ぼくだけの距離を埋め尽くす
ぼく以外の男性からの
欲望を無視して
彼女の視線がぼくを誘う
触れたいのだけれど
彼女を大袈裟に自慢したくないから
素っ気無く距離をおくんだ
彼女が可愛くいて
諦めてテレビなんか見てるから
明かりが落ちてから繋がるんだ
どの男にとっても彼女ってのは、ええ女です
ゆえに、彼女を男子たちがジロジロみよります
すんません、俺のおんなです
男は絶えず、彼女に声をかけています
かわいいなぁ、すきだよ
まわりに自慢したいぐらいです
けど、遠慮します
日本男児って言葉、意外と好きなんです
でも拘りたくはないんで和風に、彼女を愛撫しています
大多数には認められんのだろうし、たいていの男子は偏りすぎるんだろうけど
ここは日本人らしく、男らしく
幸せと思い過ぎない程度に、愛しています。
]]>
うたうこと
http://marlboric.exblog.jp/6443580/
2007-11-14T22:28:00+09:00
2007-11-14T23:16:59+09:00
2007-11-14T22:28:00+09:00
ss_mysticism
慎秘な葛藤
きみがトイレにたった隙をみて
きみがいなくなった薄暗い部屋で
隣の部屋からラブソングが聴こえてきた
きみがいると恥かしくて
歌えないラブソングを
はじめて予約した
ぼくらだけのフリータイム
トイレにまで歌声が響くこと
ぼくは気づいていたから
マイクは使わなかった
ぼくだけの自由時間
きみを傷つけてばかりだったけど
聞こえない声で愛してた
肝心の思いは
どこに消えたのか
聴こえない声でラブソングを
きみに伝えたかった
カラオケポックスにて。
そこは奇数階に男子、偶数階に女子トイレがある
4階で歌っていた。女子トイレが同じ階にある
「ラブソング歌って!」って先に言われるから、歌えんかった
目を見て「愛してる?」って聞くから、真面目な顔では、こたえられんかった
むずいところだけど、テレとは少し違う。たぶん、わからなかったんだろう。
やっぱ、ラブソングはね、本人を目の前にしては、ちょっと、うたえんは。
でもきかせたかったりもする、反応はせんでほしい
こたえあわせはね。
ちょっと、野暮な気がして。
]]>
11時ちょっと前
http://marlboric.exblog.jp/6443568/
2007-11-14T22:26:00+09:00
2008-01-11T20:37:07+09:00
2007-11-14T22:26:05+09:00
ss_mysticism
慎恋な葛藤
夜分に人気のなくなった短い坂を下り
車の行き来の減ったすぐそこのバス通りを
小走りで交差して
自販機に目を細め
後ろを通って行く風に吹かれ
煙草を買いにでた僅かな時でさえ
過ぎる間にきみからの
電話がかかってきてはしないかと
メールが入ってきてはいないかと
少しだけ肌寒いのがぼくの気持ちのようで
赤くはたはたと点滅する明かりは気持ちの色々で
遠回りしても近づいてしまう公園の
低いブランコ見つめてぶらぶらと
迷子の子供の心境で
入り口をさけ
ひざの高さのベンチに座って
くさりかける握りこぶしを開いて
右折してゆく車を目でおって
さびついたてつぼうに寄りかかった
むかしここで
きみじゃない女の子と遊んだこと
きみと違う彼女とキスしたこと
自転車にのったまま
ベンチに座るきみと話し込んだこと
震える唇が何を口走っても許せるぐらい
ぼくはきみに優しくしたくって
震える胸を隠すように夜空を見上げて
そろそろ帰ろうかと言って
ぼくはずっと話していたくって
きみと一緒に歩いてぼくのおうちへ
照れたり笑ったりしているうちに
きみとまだ話していたくって
番号を交換したくって
きみをおくりたくって
携帯電話を忘れるくらい
照れたり笑ったりしているうちに
すぐ隣で無防備にしていたから
その手を握ってみたくって
黙って見詰め合わず胸が破裂しそうな
きみの手とはじめて繋がってみて
ぼくのこと
好きなのかなって嬉しく
きみのうちから帰るみち
来た道にいまいちど
胸の奥が高鳴るから
点滅する黄信号の下を躊躇しながら
左右に頭をふってバス通りを渡り
少し遠回りしても近づいてくる公園に
ぼくの、きみの
真新しく残る
照れくささ、幸せ
思い出す会話を何度も振り返り
きみの座っていたベンチを一度だけ
気にしてしまって気のない素振りで
空を見上げながら
いまごろきみのいない
きみのいたおもかげの
隣に照れながらぼくは座った
ポケットに手を突っ込んで
夢の続きを楽しむように
しばらくはこうしていたかったけど
過ぎる間にきみからの
電話がかかってきてはしないかと
メールが入ってきてはいないかと
煙草をくわえ
きみへの思い手探りながら
火をつけるのを忘れてライター
ポケットの中で握ったまま
夜分に
家までの短い坂を
上がってゆく
11時ぎりぎり手前、あわてて煙草を買いに行くことが多い
これを書いた頃はちょうどそう、Mさんとの仲が、へんだった
10年近くの付き合いで、初めて、恋愛に真剣になっていた気がする
心からもっとつながりたいと、ふいに思うて、思うて
ふいに電話をなんだか待っていたりした
ういういしい恋ごころを、なんだかしらんがふいに、思い出したりした
すべてがわきやくで、ぼくはひとりだけをみつめていたりした
坂の上にある家から、町を見下ろしながら
煙草を買いにいく、道路向こうの自販機に照らされる、その僅かなとき
ほんの少しだけ遠回りして、公園の横を通って、帰るとき
思い出したりした。
]]>
さよならへの返信
http://marlboric.exblog.jp/6443546/
2007-11-14T22:23:00+09:00
2008-01-11T20:36:08+09:00
2007-11-14T22:22:08+09:00
ss_mysticism
慎恋な葛藤
連絡は二度ととらないと
ハンドル軽く握り締めて さよならって
歩道を歩くあなたをバックミラーで見送った
すぐさま意地悪くさよならとメールがきて
しばらくして二通目はごめんと
そして最後に一通
信号を待つ間だろうと振り返りもせず
辛い思いだけを残し だから忘れられず
もう思い出している
あなたが寂しいとき
はにかんだ笑顔が小さな画面に一つ
文字より確かに浮かぶの知っているから
通いなれた高速道路を降り
景色の静かな都会に向かって
地道にこの心ごと折り返す
優しさじゃなく 返信でもなく
涙をふいて抱き寄せるぼくの手
でもなく むさ苦しいこの愛
でもなく 最後のことば
さよなら
言ったわけ
お互い知っているから
三度目のメールで繋がった
ケイタイ重く握り締め
いまも気持ちそばにいて
そばにずっといてほしいと
なにもかわらないまま同じ気持ちで
素直じゃないけどあきらめないで
よぎるあなたが好きだから
だいたい引き返すことになる
うつむくあなたに出逢ったところで
抱き上げるなんてしないつもりだけど
スピードが上がるから事故っちゃいそうで
冷静にアクセルふむけど
なんでこんなに急いでるんだろって
やきもきして
やきもきさせてると思うと
さらにやきもきして
もうすぐマンションの前だから
前髪とまゆ毛ぐらい整えて
鍵開けといてくれよって
メールをいれる暇ももてなく
そろそろ朝ごはんの時間だと思うて
どっかで一緒に食べようかなとふいに思い
誤解の和解もないまま
電話くらいできるぐらいに気持ちが揺らめき
意固地のわけもなく一息に連れ去りたいって
ほんとうの「さよなら」考えるといてほしくなるから
さよならのあとにつづく気持ちが嘘偽りないから
この身をあなたに寄せて急いでしまう
]]>
このこころ
http://marlboric.exblog.jp/6443511/
2007-11-14T22:17:00+09:00
2008-01-11T17:42:17+09:00
2007-11-14T22:17:03+09:00
ss_mysticism
風前のジャムチ
とある午後にてゆったりと 流れる涼やかなせせらぎに
足早な目線がグンと奪われ 照れ隠して一足 川に踏み込む
何より増して無味に冷たく その冷たさに
照れ泣く震った腕の その上の方だけこっそり摩る
たゆたゆ揺れる波紋を膝に受け 見入るやいなや一度二度
目線がグンと揺らめき 短く見えた膝下 意外と大きく仰け反ると
即座に何粒かの気泡が生まれ 水面で落ちてゆく汗粒と交わった
温もり確かな足裏の ふっくらとした部分に
ささくれ立った石ころが新しくあたる
とっさに危ないと思うて持ち上げた足裏から
噴出する鮮血の勢いは柔く 握り締めると一線
乾いた腰に血潮が飛びつき 綿に滲むより早く
肌着に吸い込まれた
とある川の流れに身を窶し ひっそりと
かがみごしに見下ろした水面の奥 黒く変色した頭影のそのまた奥で
目立って光る両目が恐く 硬直して張り付いた視界の輪郭だけが
ゆったりと棚引いていた
薄手のシャツの広くあいた首元から 良好な角度を得た香り臭い風が
あっさりと内側に飛び込んできて ズボンのポッケやベルトの余りをも
もてあそぶ
そうこうして無邪気を感ずるに
風景が自然に美しく ゆえに平凡に思えて グツリグツ
川から這い出し靴を履いてそのひも結び
平素な石を拾うてやみくもに 白グロく揺れるみなもに投げかける
丁度良い加減の小石を見つけては 何度となく投げかける
何度目か 底に沈む静けさを嫌って投げるを躊躇うが
水面と水面の切れる境い目あたりを選んで
また投げた
とある平穏な午後にて さして無事ではない気がして
立ち竦んで居ると 日の傾きが眩しく感じる時節に嵌り
斜光がなぞる肌っ面の醜さが際立つと我に返り
身に覚えのない凹凸や毛の数々が歴然と浮かび上がり
その色合いは生きてナマナマしく ゆえに身近に在ると主張していやらしく
すでに輝きの薄れた太陽を気持ち悪く憂いながら 人目を憚り拒絶して
反射の薄くなって黒ばかりのかわっ面を叩いては
チロチロと波打つ白を刻み
夜水の流れのまたその消えゆくさまにこの身を浮かべてしまい
その身を案じて狂わず一心にまた水面を叩き
黒く整う間際が許せずまた叩き また叩き
パシャンと跳ね続けて鳴る水の
音だけ遠く
この手も寂しく速度を失い
透き通って響き残る破裂音もやがて消え
薄気味の悪さに首が沈んで体は低くおさまり
疲れた肩が活かってグッと持ち上がる
痛みを和らげようとゴリゴリ骨身をすり合わせ
肩の言う鈍い音を喉から口外へ響かせて
幾分見上げた不恰好な状態を元に戻し
暗い地面と山間のいつまでも続く奥行き 深遠の
上で明るく光る一瞬だろう雲のとても白いことに
顔が照らされたような気がして涙顔が自然と照れ笑い
小さく川名が過ぎる川辺の水音の微かなこだまが
絶えず包んで隙間のない涼けさに
静けさの呼応が伝わる大きな岩にその身
赤裸々にひん剥かれたこの身を
ぐったり打ち上げた
一変する午後にて内なる心から沸き上った赤い血の
勢い流れは正常に 敏感さを取り戻した肌に触れる夜風は気持ち良く
こころに感じてツウっと視界が揺らぐ
血潮を心臓から脳内に熱く吹き上げ
生理のような過剰なリズムはそこになく
勢いだけのこころはすぐに乾いて凝固し
冷たく点滅する路上の信号の
赤色が何かに反射して部屋の天井を染め 消え 染め 消え
近くの小学校から聴こえてきたアナウンスの信号の
音色が何かに反射して部屋の天井を染め 消え 染め 消え
気付くと朝も終わって次の日の午後まで時間が過ぎて
そんな刹那の意識の遅れに呼応して 一つ また一つ
一変した日常にて夢の如き空想に襲われていると
いつもの風景が味なものに変わった気がした
老醜をまき散らしているのだろうか いしを土から剥ぎ取っているのだろうか
綺麗で素敵ないしを手に取った束の間 幼く握りしめて楽しんで 沸き立ち
大きないしの押し付けがましさを悟り ここぞとばかりにあげあしをとって
綺麗や素敵の深みを恐れ いしの捨て山にそのいしを投げやって
上っ面にいしを溜め込んで ゆく癖 いつのまに
このこころは手作りの境い目を
創ってしまった
昼寝を挟んで 深くこころが沈んで 眠れない夜に
判断をさらに偏屈の方向へと偏らせていると
警察官に捕まった家出息子のようなここちに陥った
受話器を耳にあて 助けてくれ ごめんなさい と泣きたいような
だれかれ構わず軽い気持ちで勝負をけしかけるような
諌めるように何度も捕まり こっぴどく締め上げられたような
仕方がないこれはただのじゃんけんなんだと言いたいような
わけあって罪を犯し生きたがっているような
わけもなく罪もなく息苦しいと わけわからぬ罪人の
自分の罪は何かと かつての因果をいってに背負ったここちで
わけわからず 泣きたいような
じゃんけんぽん あいこでしょあいこでしょ
奇跡なくあいこがつづいて 餓死して
捜索願いに死体が捕まり 密かだった隠れ家が踏み荒らされ
むくろが握り締める死後硬直強い握り拳は いとも容易く広げられ
パーにされたような
手にしているものなど この気持ちなど この手の内になく
我がこの空虚 必死で探すこのこころ 川のせせらぎ
信用と言う壇上にのぼれない子供のこころ
我がこのこころ 可愛そうに かわいそうに
このこころは誰かを信用したかったし
誰かに信用されたかっただけなのに
意味ありげな言葉を一杯知っていても
吐き出す時は複雑なもの心ではなく
その実のところ何も握ってやしない ただのグーだというのに
殴ってくれと握ってゆく 注目してくれと殴り続ける
このこころを想像して
涙がとめどなく溢れた
屍骸は身動きなく
反抗なく
死してなお
研究者たる不条理な大人の行いにさらされ
あばかれて
皮肉に腐敗して焼き払われ
身動きとれぬものから解き放たれようか
生きる我がこころの声を聞いて
受話器で強く殴られた気がして
耳が痛む
我がこころはうごめく事で縄をほどき
しかし明日もまた 健やかとは一瞬の朝を迎え
軽い気持ちと同居する本音を隠し 気付かれるまで
とある日常が午後に至るまで あいこを繰り返す
後だしも気付けぬものに 心底従うまい と
後だしも気付けぬものに 心底勝てまい と
たむけの言葉に向かってブイサインをし
写真を見つめて結果的に後だしされたような気分になる
頻繁にこのこころを抱き締めて 子の心 そのときめき方
とある昔にも このこころ
何を求めて このこころ
ほんとうのところ
とある記憶が夢中にて ぐんにゃり交錯するまま
眠くなって横になってそのまま寝込んで起きるとそこはいつもらしく
平凡な午後が落ち行く部屋の中心
夢か真か定まりきらない危うさを
欠伸のついでに強く噛み締め 拭い去ろうと目を擦り
光の加減すら疑うて ぼんやり時を気にする
予定の詰まり切らないカレンダーから笑い声が聴こえ
笑い声にせかされたような 自由時間の使い方の苦手なことを思い出し
息苦しさの理由は生き様の悪さではないと窓を開け放って
まだ興味が沸かずつまらないばかりの六時早々
テレビ番組を眺めて空虚を引き繋いでいると予定なく
ゴールデンタイムから映画へと眺めが続き
予定だらけの子供たちの遊ぶ声が夜の公園から聴こえてくるから
冷たいそよ風にカーテンが暴れるのが疎ましいから
窓を閉めにいくと気後れするほど
綺麗な星のつまった夜空に出逢うて
胸の上っ面に爪をたてた
]]>
逝く
http://marlboric.exblog.jp/2071137/
2005-07-04T20:05:28+09:00
2007-11-14T23:16:59+09:00
2005-07-04T20:05:29+09:00
ss_mysticism
慎愛な葛藤
誰しもが持つ
古き良きあの頃がうつり込む
月光に導き出された影が
鈍い加減の肌色に
印象の凹凸を与え
はっきりとした顔だちも手伝って
白黒をつけようと言われているようで
この沈黙に十分満足しているようで
ゆえの気品なのか
不思議な心地良さと
清潔さが宿っている
整形した後の
すこしなじんだ歪さは
自然まかせに生まれない痛々しさで
なんだかいとおしい
声も、影も形もすべてがいとおしい
線香の香りで我にかえる
ろうそくが揺れて
月明かりが宵から涼しく
気付けば電気も付けず
僕は眠る万人を眺めていた
眠らずの番人として、ただの幼馴染として
好きなだけ、泣いても、ここはいい
]]>
靴下をはく束の間
http://marlboric.exblog.jp/2071028/
2005-07-04T19:22:00+09:00
2008-01-11T17:54:28+09:00
2005-07-04T19:22:31+09:00
ss_mysticism
慎恋な葛藤
反省の色を見せるのが苦手で しかしそこが愛らしく
お互い少なからず尊敬していますが
心強さに感心したことありますが
無音で寝られず 頼りなく
電話を見つめ
電話を慎み
結局のところ
夜な夜な恋しく
寝つけない寂しさに
どちらが先とは言えませんが
暗闇に灯る声を聞く
普段着のまま少しくつろぎ
このままから少し 居心地が変身し
想わず想っていると 靴下を履いていて 裏返し
貴方へのプレゼントをあれこれ考える時とは違うが
くるおしいほどの想いが沸き立つこんな夜を幾つも重ね
電話が切れても またかけて 電波は悪いし 気分もさえない
いっそ逢いに行くべきかと
電話代をちょっと気にしながら
時計と明日も気にしつつ
こんなパジャマ姿の僕たちを
今頃誰が待っていましょうか
靴下をはく束の間に 貴方を想う
]]>
豚を殺さず親を刺す
http://marlboric.exblog.jp/2057895/
2005-06-29T14:53:00+09:00
2008-01-11T17:56:42+09:00
2005-06-29T14:53:32+09:00
ss_mysticism
風前のジャムチ
歯ぎしりまじりでことを知り
いたるところで寝返り詠い
もうすぐ伝える金色の
誘惑機敏に折り重ね
やはり見透かされ
日傘のように空に舞い
かげるばかりの気を使い
見るも無惨な山道で
ありとあらゆる途方を想い
ただ唯一の弱点に暮れ
小さな一歩も歩めず
見ためにリュックが妙にでかく
見る行く末は一つもありえず
仏に供えて広げてとりあえず
手を合わせて食い散らかし
揃えて仕舞ったもの探し
持ちつ持たれつ手取り手放し
喜び勇んで怒られ憤慨し合い
かえる道程いきつき振る舞い
子豚にまたがりかけおりて
子供に与えて作業は背負い
生み出す者を生み
育てる者を生まず
学ぶ好みを薦め
無理矢理を捨て
望みは大きく
背景は暗く
すぐに病気を患い
病名に酔い
嘆くばかりか
うちにこもり
頑張ったから頑張ったから
頑張っているからもう良い頃だから
ある程度の面識を裏切っても良い頃だからと
罪にうろたえず
育った自由の開花を詠い
愛でるもの無き世をつくり
腹掻っ捌いて決断できず
内臓は美しいと未遂を続け
豚を殺さず親を刺す
]]>
アイス・オーレ
http://marlboric.exblog.jp/1878246/
2005-04-25T17:59:00+09:00
2008-01-11T17:59:27+09:00
2005-04-25T17:57:29+09:00
ss_mysticism
慎愛な葛藤
はんぶんははんぶん
くるりとくらす
考えているのは僕の方で
戸惑う格好のあなたが
くるりと背を向ける
沈んでいく方は露骨で
あいた隙間をぬうように
優しさは浮いてゆく
考えているのはあなたの方で
なれないその格好に僕は
くるりと横を向く
形はいつもばらばらで
とまらない格好の僕たちの
優しさは浮いてゆく
砂時計のようにサラリ
はだいろ落ち着いたころ
くるりとくらす
くだいた愛す
上の方でなじんでとけ
すきとおる
そのころ
やっと僕たち
くだいた愛を見つめ
そのころ
やっと僕たち
半分半分の戸惑いを見つめ
いつもそのころすきでおれ
いつもそのころすきになれず
いつもそのころすきとおる
]]>
小さな手
http://marlboric.exblog.jp/1878086/
2005-04-25T16:47:26+09:00
2007-11-14T23:16:59+09:00
2005-04-25T16:45:16+09:00
ss_mysticism
慎秘な葛藤
なぁにぃ
何かなぁ。
ぐじゃ、っかなぁ
ううん
ぐちゃぐちゃ
小さなヒトの手は
小さく紙くずを
さしだし
小さなヒトの手は
小さくにぎられ
はなたれ
小さなこえで小さく
ぐぅちゃぁ
ぐぅちゃぁ
なにかがそこになくとも
あなたはほほえましい
ぐとじゃ
でなぁにぃ
わたしの腕のナカの
あなたの手のナカに
]]>
住み心地の良くなった星
http://marlboric.exblog.jp/1241018/
2004-10-29T04:20:00+09:00
2008-01-11T18:03:36+09:00
2004-10-29T04:18:23+09:00
ss_mysticism
風前のジャムチ
何が美しいかなんて
散歩ついでに眺めたりして
大きさに気力を失って
噂どおりの汚さを目にし
何度か巡り合ううちに
確めた本物は噂に流され
ふにゃけたあくびとかし
散歩ついでに生き
この国に住み
何が囁かれているかなんて
閉じこもって考えたりして
捨て猫の鳴き声をきいて
言葉通じず恐怖をあおり
手中に入れば幸せなのにと
本物に噂の注釈をつけ
ふにゃけたあくびとかし
閉じこめて住み
この季節を感じ
何が美味しいかなんて
買い物折々気にしたりして
噂話に耳がかたむいて
知った旬と言うものを食し
何度か巡り合ううちに
確めた噂は本物と想え
ふにゃけたあくびとかし
成す折々を感じ
この詩を綴るにつれ
何がはじまりかなんて
大きく掴まず小さく想ったりして
遠くに届くおもいやりなくとも
生き絶えず誰かに届くなら
繋がる見知らぬ者に拡がって
この街を抜けこの国を飛び越え
巡り巡ってこの詩のタイトルが
大きく小さく囁かれたりして
この噂を想うにつれ
何がジレンマかなんて
不甲斐無い自分に問うのをやめ
できるだけ気持ちを落ち着かせ
広がりの始まりであるように尽くし
贈り物としておもいやりを
あて先に戸惑うことなく
あて名などないこの星に
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御前さん
http://marlboric.exblog.jp/1240446/
2004-10-29T00:43:48+09:00
2007-11-14T23:16:59+09:00
2004-10-29T00:42:43+09:00
ss_mysticism
慎愛な葛藤
御前さんまだちょっと遠いで
自分はまだまだなんやろか
寂しぃさせたで
そんでも笑顔やった
なんて、御前さん想うん
こころ強さがまだ未熟やて
こらえるで、負けよん
御前さん見とるそばでよ
やっとれんですよ言うて
その時程度の弱さ見せるでさ
男気も女気もあれへんは
大丈夫言うたりして
その時は目一杯の強さ見せてさ
しおらしゅうおるけどなってへん
ほんで、たまに泣かしてもろてん
まちなかで叫ぶ芸術は好かんけの
でも想うんよ。これじゃあかんて
御前さんはたまにようわからんゆうけど
ええとこあかんとこよう知っちょる
それ全部正解やな。すまん
まだちょっと遠いんは
まだまだ不安にさしとるってぇ
御前さんよう言わん。よう聞けん
包み込むん
御前さんや。強がってられるん
御前さん近くにおるからや
つつんじゃるでぇ
ごっついつよなったるでぇ
それで御前さんもっと近く来てくれるんか
こころおいおいおおきくなって
こころしっててなぐさめつよく
こころづよくねがって、瞳うつろ
みつめあっておおきくなって
こころやすらぎくっついて
こころづよく、瞳うつる
男性っぽい口調で描きましたが、女性っぽい口調にかえて読み直したり
節々、自分自信に詠ったり、御前さんを想って詠ったり
いろいろあると想うんですよ。
大切に想う友人なり恋人なり、家族、親戚、全て、
その大切に想う気持ちが想像力を高め
回り回って自分のこころを強くすると想うんですよ。
想像をすることが強さのひきがねで
未だ何も変わってないと想うは向上心で
御前さんは心強く感じると想うんですよ。
男らしくや女らしくは詠い方で、本質は一緒だと想うんですよ。]]>
てれんてらん
http://marlboric.exblog.jp/1218335/
2004-10-24T06:46:00+09:00
2008-01-11T18:21:41+09:00
2004-10-24T06:45:15+09:00
ss_mysticism
マルボリとは
こいっちゃもっとこぉ
おこらせちゃって
わらっちゃったさぁ
きくんじねって
こまらせちゃったよぉ
こめられっちよ
てれんてらん
はじゃまってよ
こいっちゃもっとこぉ
すてられちゃって
ついてっちゃったさぁ
みるんじねって
こまらせちゃったよぉ
こめられっちよ
てれんてらん
はじゃまってよ
こいっちゃもっとこぉ
こめられっちよ
てれんてらん
(ミジンコの雄叫びより)
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